各勉強会のページ

     会員のページへ


例会・校正者勉強会・一日勉強会・校正メモの内容をまとめた会報版を掲載します。

例会より          

 みんなで同じ課題を読んでみよう! ―有川 浩『植物図鑑』より 『ヘクソカズラ』―

普段一人で録音に取り組んでいると「これでいいのかな」「みんなはどのように読んでいるのだろう」と考えることもしばしば。昨年11月全体学習を行った際、一年に一度はやりたいなと学習班で話していました。

課題文は主人公の若い女性の心の動きが地の文、会話から感じられるものです。課題に丁寧に取り組み、みんなの読みを聞き、自分の読みも聞いてもらう貴重な機会となりました。

 各グループの様子、感想にその熱が感じられます。

 

グループA  リーダー 高橋和子さん

 

グループB   リーダー 吉津雅子 さん

 吉津さんから「今日は聞いて学ぶ会にしましょう」「聞くからには自分も読まないとー」と励まし!をいただき、一人ずつ全文を読み、ご指摘を受けました。さらに「みんなで褒め合うことにしましょう」と素敵な提案もいただき、皆さんからの感想も加わりました。指摘や感想の主なものは次の通りです。

    文の間のとり方が大切(読み手に考えてもらう間にもなります)。
長い一文はどこで切るか(他者の読みが参考になりましたね)

    地の文と会話文との読み分け(皆さん、上手)。

    会話文への感情の込め方について(朗読との違いは、「音訳はさっぱりした朗読」ですって・・・皆納得)。

    この上司は何歳ぐらいか?声のトーンは?と吉津さんからの問いかけもあって、それぞれ思いを巡らす一瞬も。

    読みのテンポを変えることでメリハリがつく。

話全体の流れが分かりやすく、まとまった読みをされた方には皆さん拍手でした。

最後の感想~『他の方の読みを聞くことが一番の勉強になる。それを、自分の読みにどう取り入れていけるかが課題』~皆さんでうなずきました。吉津リーダーの下、和やかに学習することができとても良い時間でした。

 

グループC  リーダー 神 厚子さん

地の文と会話文の読み分け、切りどころを決める、登場人物の読み分け、どんな気持ちなのか、独白の部分の読みはどうするか、などを考えて下読みをしました。みなさんの読みはポイントをしっかり押さえていて、先ほど手にされた課題なのにと驚きました。  

その後、文の中で大切な言葉の捉え方や長い文での切りどころの考え方、間のとり方などの説明を受けての2回目の読みは、みなさんの表現力が増していると感じました。

1年目2年目の校正者の方々からは、音訳についての質問もあり、疑問の解消の場ともなったようです。講師の解説とみなさんの読みを生で聞くことができる貴重な時間でした。

 

グループD  リーダー 野崎明美さん

Dグループ学習は「これは恋愛小説です。恋愛小説を音訳で読んだことありますか?」の問いかけから始まり、「この女性は何歳?」「男性は?」と考えながら楽しく学習しました。学んだことはたくさんありますがその中から5点をあげます。

    情景を思い浮かべることができるスピード、間の取り方で読む。

    すらすら読める文章だからこそ、切るところをしっかり決める。

    文の中心を際立たせる読み方をする。

    大事にする言葉を感じる。音を強くするのではなく、「大事にする」

    人物の設定を見て、脳内でイメージを膨らませて会話文を読む。

校正者からは、「すらすら読むだけでは伝わらないということをあらためて認識した」という感想をいただきました。その上で「校正で指摘することはできない」という話があり、講師からは「音訳者が頑張るしかないのです。」と話されました。利用者さんに伝わる図書を届ける大切さをあらためて感じた研修会でした。

 

校正者勉強会より

今月は「みなさんから」でした。日頃、気になっていることをグループに分かれて話し合いました。

 

    校正者にも個性があり、こだわるところが違ったり得意なところが違ったりするのもよい。

    読みの感想を添えるのもよい。人はほめられたい。

    下調べ表はとても助かる。分冊で製作するときは特に必要。

    処理の方法は本の内容にあった読み方(詳細か簡略か)がよいのではないか。

    鼻濁音は基本拾わないが、助詞の「が」は鼻濁音にしたい。

    調べがつかないときは、そのことを記載し校正者に頼るのもいいと思う。

    ルビ自体が間違っていることもあるので、確認は必要。

    ノイズは3回聞いても気になるときは拾う。

    校正票から自分の読みの苦手とするところがわかる。自己校正で3回聞いてみる。(すぐ・翌日・数日おいて)等速で。後で気づくことがある。

    誤読があまりに多いときは一度センターに戻したほうがいいこともある。

 

読みも校正もやっている方、校正のみをやっている方 悩みは尽きませんが、1月も「みなさんから」です。気になったことを心にとめておいてくださいね。

12月の校正者勉強会はお休みです。



校正票資料


一日勉強会

今回はWindows11への移行について個別対応の予定でしたが、参加人数が少なかったため何でも相談会のような会になりました。

Windows10のサポート終了や、Windows11の使い方と注意点について、レクディアの裏技とショートカットの再確認を行いました。また、録音・音訳のいろいろなお悩みを出し合いました。最後に、「広報おうしゅう」の写真入り記事を題材に写真の補足説明を皆で考え、読み合いました。

レクディアの裏技・ショートカットキーを使っていない方がまだ多くいることが分かりましたので、さらなる習得の機会が必要だと感じました。

☆次回12月1日の予告

121日勉強会は読みの基本。ミステリー小説を読んでみましょう。ご存じ東野圭吾作「探偵ガリレオ」1話目、音訳者が起こした殺人事件。推理を働かせるためには、どう読めば良いでしょうか?ご参加お待ちしています。

担当は野崎明美さんです。


校正メモ

校正者勉強会より


〈読み方〉

 三世 ・・・さんぜ 仏教(前世・現世・来世) 父・子・孫の三代。

 撓り ・・・たおり しなり しおり (金属のフレームがまるで弓のように撓り・・・)

 噴出し・・・ふきだし ふんしゅつ(汗が噴出しそうであった)送り仮名はないが意味から



校正室より

講習生さんの「荒れ野の40年」の録音が始まりました。今後、録音室の使用が増えるかと思います。

 よろしくお願いいたします。