令和7年度 定期総会と会長挨拶
4月21日13:30より、出席54名・委任状39通を頂き定期総会を開催しました。第1~4号議案まで承認頂きありがとうございました。今年度も各事業へのご協力をお願いいたします。
会長挨拶 野崎明美
こんにちは。
春が来ましたね。あちらこちらで桜が満開になっています。この冬の印象が思いのほか薄かったので春はすぐ来るものと思っていましたが、足踏みしたり、止まったり、戻ったりで随分じらされました。その分、みなさまの体調には、影響なかったでしょうか?
今日こうしてたくさんの会員の皆様、そして大坊真紀子所長にもご出席いただき2025年度定期総会を開催できますことも、春の喜びのひとつです。ありがとうございます。本日は昨年度の事業を振り返り、また今年度の活動にご意見を頂戴したいと思います。
昨年度の大きな事業は「朗読会」の開催でした。多くの会員の皆様に、ご出演、ご参加いただき、たくさんのお客様をお迎えして大成功といえる会になりました。詳しくは資料にもございますが、私は大きく3つの収穫があったと考えます。1つは、大坊所長、女鹿副所長はじめ、センターの職員のみなさまのご協力により、センター、そして県立図書館との共催の形で、会場等をお借りし、音声訳という活動の拠点がここにあるいうことを知っていただく機会となったこと。
2つめは、音声訳を具体的に知っていただく機会となったこと。耳から聞く読書というだけでなく、漢字の字説や図や写真の処理を聞いた方々から、はじめて音声訳ということがどんなことか理解しましたと多くの感想をいただきました。
3つめは、音訳者として普段から意識しなければならない、聞いてくださる方の存在を、より意識することができたこと。読み手として出演された方がお客様の頷きを感じながら、いきいきと朗読された経験は、きっと音声訳にもいかされることと思います。
ワークショップ、県内ボランティア団体の研修そして朗読会と、外部にむけて発信していきたいと考えた事業が、朗読会をもって一段落した思いです。
さて、今年度は、9月に東北・新潟・北海道ブロック点字図書館連絡協議会音訳部会研修会、通称ブロック研があります。岩手での開催となりますので、皆様には、外部から多くの刺激を受けていただきたいと思います。私たちが学んでいきたい分野について、センターの皆様が尽力くださっているところです。会員の皆様には、情報の交換、更新の機会となりますので、積極的に参加協力いただけますようお願いします。
今年度も皆様の技術向上の事業は例年通り企画しておりますが、1つ変化を迎えるのが毎月1日に開催している1日勉強会です。今年度は、読み、処理、校正、悩み事などを4人の担当者が月替わりで進めてく会に変化していくことといたしました。これまで長きにわたり、中心となって自らの知識とアイディアでさまざまなことを教えてくださった加藤由美子さんから、後進に道を譲りたいとのお申し出があっての、新しい1歩となります。ここまで1日勉強会を定着させていただいた、加藤さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。
最後になりますが、夏には参議院選挙が予定されています。皆様には、またお力をお借りすることになります。ご協力をおねがいします。
では、本日ももりだくさんのご報告と予算事業案のご説明となりますが、ご評価、ご審議のほどよろしくお願いします。