令和6年度 定期総会と会長挨拶

4月15日13:30より、出席53名・委任状37通を頂き定期総会を開催しました。第1~3号議案まで承認頂きありがとうございました。今年度も各事業へのご協力をお願いいたします。

 

会長挨拶    野崎明美

皆さま本日は、お忙しい中、このようにたくさんのご出席をいただきありがとうございます。また、新任の大坊真紀子所長にもご出席いたたきました。ありがとうございます。録音図書製作にかかわるボランティアの活気を感じていただけるものと思います。

足踏みしていた春が一気に訪れた今日この頃、皆様は何で春を実感されたでしょう。

私が最初に感じた春は、アイーナ前の街路樹の白い花「こぶし(マグノリア属)」でした。甘い香りの中、宮沢賢治の『マグノリアの木』の一節「サンタマグノリア、枝にいっぱい光るはなんぞ、天に飛び立つ銀の鳩、マグノリアの木は寂静印です」を思い出します。私はなかなか悟りは開けそうにありませんが、皆さまとともにおだやかに今年度をスタートしたいと思います。

すでにお手元にお届けしました、総会資料の文字の多さからもおわかりのように、2023年度はたいへん事業の多い年でした。特にも、県知事、県議選の全文音声版製作では皆様に多大なご協力をいただきました。ありがとうございました。その他進めてまいりました活動でも、それぞれ、新たな試みや工夫をもって実施いたしました。皆様からも改めてご判断いただきたいところです。

さて、今年度は2024年、令和6年度です。令和の元号もなじんできました。当初悩んでれーわ(頭高)に統一してきたアクセントにも、年月を経て変化が出てきています。すでにNHKでは、れーわ(平板)もありうるという見解を出しています。

また、本日、総会後の例会では、センターから新しい書名カードの説明があります。

音声訳とは、こう読むものというこれまでの決まりが、今後変わっていくことも予想されます。会では、センターとの連携を深めながら、音訳者も、校正者も過去の知識を絶対とせず、より今の時代にあった音声訳の技術を共有できる場も多く提供してまいります。皆様には、積極的にご参加お願いします。

今年度は、私が会長に就任して以来、盛りだくさん、駆け足で進めてきた様々な事業を見直し、より皆様の活動をサポートできる音声訳の会にしてまいりたいと思います。是非、ご意見ご要望をお聞かせください。

PCやマイクの前では一人でも、一人じゃない活動、皆様をお支えする会でありたいと思います。

今年度も、みなさまからのご協力をいただけます事をお願いしまして、私のあいさつといたします。
2024年4月15日